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足場なしで屋根塗装は可能?法律・費用・施工条件をわかりやすく解説

「屋根塗装を足場なしでできないだろうか」と考えたことはありませんか? 塗装工事における足場の設置は一般的ですが、その費用負担が大きいと感じる方も少なくありません。特に「少しでも安く済ませたい」「狭い場所で足場が組めるか不安」といった理由から、“足場なし”の選択肢を検討する方が増えています。   しかし、足場を使わずに屋根塗装を行うことは、本当に可能なのでしょうか? もし可能であれば、どんな条件や方法があるのでしょうか? 逆に、どのようなリスクや注意点があるのかも気になるところです。   この記事では、「屋根塗装 足場なし」というテーマについて、施工の可否・法的な観点・工法の種類・足場の役割・費用面の比較などを総合的に解説します。足場の有無によって、仕上がりや安全性がどう変わるのかを知り、後悔しない選択につなげましょう。 1.足場なしで屋根塗装は可能なのか? 結論から言うと、一般的な住宅において足場なしで屋根塗装を行うのは、基本的には難しいと考えておくべきです。安全面や法律上の制約から、多くの現場では足場の設置が必須となります。 1-1 足場なしでは難しい理由 2階建て以上の建物では高所作業となるため、墜落防止の安全対策が求められる 足場がないと作業が不安定になり、塗装ムラや事故のリスクが高まる 労働安全衛生法により、2m以上の高所作業には足場などの作業床を設ける義務がある   つまり、安全で品質の高い塗装工事を実現するには、足場はほぼ不可欠な設備と言えます。 1-2 例外的に足場なしでも可能なケース ただし、次のような条件に当てはまる場合は、足場なしでの施工が可能になるケースもあります。   平屋や勾配の緩い屋根など、作業高さが比較的低い場合 部分的な補修工事で、短時間かつ限定的な範囲の塗装で済む場合 高所作業車やロープアクセス(無足場工法)を使って、安全が確保できる場合   これらはあくまで「例外」であり、すべての現場に当てはまるわけではありません。足場の有無は、建物の構造や周囲の状況を踏まえたうえで、専門業者の判断が必要です。   2.法的に足場なし施工は問題ないのか? 屋根塗装において足場を設置しない施工は、多くのケースで法的に問題があります。特に2階建て以上の建物では、安全性の観点からも、足場設置はほぼ必須です。 2-1 労働安全衛生法の規定 労働安全衛生規則では、高さ2m以上の場所で作業を行う場合、墜落防止のために作業床(=足場)を設けることが義務付けられています。これは職人の安全を守るための最低限の基準であり、足場を省略することは原則として認められていません。   さらに、2024年4月の法改正により、足場設置に関する規定が厳格化され、建物の外側での作業には原則として本足場(手すり付きの足場)の設置が必要となりました。 2-2 違反した場合のリスク 足場の設置を怠ると、法令違反により罰金(最大50万円)が科される可能性があります。また、作業中の事故に対して保険が適用されないケースもあり、施主・業者双方にとって大きなリスクを伴います。 2-3 例外的に足場が不要なケース 以下のような条件を満たす場合には、足場の設置が不要と判断されることもあります。   作業高さが2m未満(平屋や屋上など) 高所作業車やロープアクセスなどの代替措置で安全が確保されている場合   ただし、これらはあくまで例外であり、現場の状況によって判断されます。自己判断で足場を省略するのは非常に危険です。 3.足場を使わない屋根塗装の主な方法とは? 足場を設置しない場合でも、いくつかの代替手段を用いることで屋根塗装を行うことは可能です。ただし、それぞれに対応できる現場条件や制約があり、すべての建物で適用できるわけではありません。 3-1 高所作業車を使う方法 車両に取り付けられた作業台(バケット)を上下させて塗装作業を行う方法です。地上から屋根に直接アクセスでき、安全性が高いのが特徴です。ただし、作業スペースとして道路や敷地に余裕が必要で、場合によっては道路使用許可が求められます。 3-2 ロープアクセス工法(無足場工法) ロープやハーネスを使い、職人が建物にぶら下がるような形で作業を行う工法です。足場を組めない狭い場所や高所でも対応可能ですが、専門的な技術と安全管理が求められます。ビルの外壁補修などで多く採用されており、屋根塗装にも応用されています。 3-3 ゴンドラによる施工 主にビルや大型施設向けの方法で、屋上から吊るしたゴンドラに乗って作業を行います。移動の自由度が高く、安全性も確保しやすい一方で、設備の設置が難しい戸建住宅にはあまり向きません。 3-4 脚立・はしごでの簡易作業 一部の低い屋根や平屋での部分塗装に限り、脚立やはしごを使って施工することもあります。ただし、足場に比べて安定性が大きく劣るため、作業の安全性や品質に不安が残る方法です。   これらの方法は、すべて「足場を使わずに施工できる可能性がある選択肢」であり、どれも安全性を確保できることが前提です。   4.足場なしでも施工可能な条件・例 足場なしで屋根塗装ができるかどうかは、建物の構造や作業内容によって異なります。ここでは、足場なしでの施工が可能とされる代表的な条件やケースをご紹介します。 4-1 足場なしでも施工が可能な条件 以下のような条件に当てはまる場合は、足場を設置せずに屋根塗装が行える可能性があります。 平屋や陸屋根など、高さが低く安全性が確保できる建物 作業高さが2m未満であれば、法的にも足場設置義務はありません。 屋根の勾配が緩やかで作業しやすい場合 傾斜がゆるく、職人が安全に動ける屋根であれば、足場なしでも施工可能なことがあります。 部分的な補修や小規模な塗装 全体塗装ではなく、ひび割れ補修や一部のみの塗り替えなどであれば、簡易的な施工でも対応できます。   高所作業車やロープアクセス工法が利用できる現場 足場の代替手段として安全性が確保されていれば、足場なしでも法的に問題はありません。 建物周囲に作業車両を配置できるスペースがある場合 高所作業車などを使用するには、敷地や道路幅に余裕があることが必要です。 4-2 注意点 足場なしの施工は「できるかどうか」よりも、「安全に、確実に、品質を保ってできるか」が重要です。施工の可否は、現地調査を行ったうえで、専門業者に判断を仰ぐことが不可欠です。 5.そもそも足場とは?屋根塗装における足場の役割   屋根塗装工事において「足場を使う理由」は、単に作業を行いやすくするためだけではありません。足場の設置には、作業者の安全確保、施工の品質向上、そして近隣への配慮という大きな意味があります。   「できるだけ安く済ませたいから足場は不要では?」と考える方も少なくありませんが、実際には足場の有無が工事全体の成否を左右すると言っても過言ではありません。   ここでは、屋根塗装における足場の主な役割を3つの観点から解説します。 5-1 作業員の安全を守る 高所での作業は常に事故のリスクと隣り合わせです。特に屋根塗装は、勾配がある不安定な場所での作業が多く、わずかなミスが命に関わる重大事故につながることもあります。   足場があることで、作業者は安定した足元を確保でき、転倒や転落のリスクを大幅に軽減できます。手すりや安全ネットが設置された足場であれば、万が一のときでも安全性が高くなります。   さらに、法令上も高さ2m以上の高所作業では、墜落防止のための作業床(足場)を設けることが義務づけられており、足場は単なる作業用設備ではなく、安全管理の基本インフラとも言えるのです。 5-2 高品質な塗装仕上げを可能にする 足場があることで、職人は無理のない体勢で作業に集中でき、隅々まで丁寧に塗装を行うことができます。足元が不安定な状況では、集中力が削がれたり、塗装にムラが出たりしてしまうこともあり、仕上がりに影響を及ぼします。   また、足場があることで塗料や工具を身近に置いておけるため、作業効率も格段に向上します。刷毛やローラーの動きも安定し、塗り残しや不均一な塗布といったミスを防ぐことができます。   とくに屋根と外壁の境目、破風板や雨樋など、細部の処理には足場が不可欠。見た目だけでなく耐久性にも関わる品質の差が生まれるポイントでもあるため、足場の有無は長期的な満足度にも影響を与えます。 5-3 近隣への迷惑を最小限に抑える 屋根塗装工事では、高圧洗浄や吹き付け塗装を行う際に、水や塗料の飛び散りが発生します。この飛散を防止するため、足場にメッシュシートを張ることが一般的です。   この養生シートがあることで、塗料の飛散による近隣住宅や車への被害、洗浄時の水しぶきによる迷惑などを未然に防ぐことができます。また、工事の視覚的な目隠しにもなり、近隣の生活環境への配慮としても重要です。   足場を設置しないことで近隣トラブルが発生すると、工事そのものが中断されたり、損害賠償が発生するケースもあるため、トラブル予防の観点でも足場の役割は非常に大きいと言えるでしょう。   足場は単なる「費用のかかるオプション」ではありません。安心して工事を任せられる環境づくりの基本であり、長持ちする美しい仕上がりのためにも欠かせない存在です。 6.足場なし施工のメリットとデメリット 足場を使わない屋根塗装には、コスト削減や工期短縮といった魅力があります。しかしその一方で、安全性や施工品質、近隣とのトラブルリスクなど、見落としてはならないデメリットも多く存在します。 ここでは、足場なし施工の「良い面」と「注意すべき点」を、比較しながら詳しく見ていきましょう。   6-1 足場なし施工のメリット 足場代がかからずコストを抑えられる 屋根塗装の総費用において、足場代はおよそ15万〜25万円程度を占めることが多く、決して小さな出費ではありません。足場なしで施工できる場合、この費用がまるごとカットされるため、全体の費用負担が大きく軽減されます。   特に、予算に限りがある方や部分的な補修で済むケースでは、コスト削減の観点から大きなメリットとなります。   工期を短縮できる 足場の組み立てと解体には、それぞれ半日〜1日程度の作業が必要です。これに対して足場なしの場合、準備工程が大幅に省けるため、塗装作業をすぐに開始でき、全体の工期を短縮することが可能になります。   突発的な補修や、天候を見ながら短期間で済ませたいというケースにも適しています。   狭い場所や特殊な立地でも対応できる 住宅が密集したエリアや、敷地に余裕のない場所では、足場を設置するスペースを確保するのが難しい場合もあります。そうした現場でも、高所作業車やロープアクセス工法などを用いることで、足場なしでも施工が可能になります。   これにより、従来なら施工が困難とされていた現場にも柔軟に対応できるのが利点です。   6-2 足場なし施工のデメリット 作業中の安全性が著しく低下する 足場は、作業員が安定して高所作業を行うための作業床として設置されます。足場がない状態では、職人は脚立やロープ、安全帯を使用しながら不安定な体勢で作業することになり、転倒や墜落事故のリスクが大幅に高まります。   安全対策が不十分なまま足場なしで作業を進めることは、法律違反に問われるだけでなく、命に関わる重大な事故につながる危険性もあります。   仕上がりの品質が不安定になる 足場があることで、職人は体勢を整え、丁寧に均一な塗装を行うことができます。逆に足場がない場合、動きが制限されるため、塗りムラや塗り残し、細部の仕上げ不足が生じやすくなります。   一見するときれいに仕上がっているように見えても、数年後に劣化が早く進んだり、再塗装が必要になったりする可能性も否定できません。   塗料の飛散や近隣トラブルが起こりやすい 足場に取り付ける飛散防止シート(メッシュシート)は、塗料や高圧洗浄時の水が隣家に飛ぶのを防ぐ重要な役割を果たしています。足場がないとこのシートが設置できないため、塗料や水の飛び散りによる近隣トラブルのリスクが高まります。   トラブルの対応に時間や費用がかかってしまえば、せっかく足場代を節約しても逆効果になりかねません。   施工できる建物・条件が限られる 足場なし施工は、あくまで「条件が整った場合のみ成立する選択肢」です。建物の高さや屋根の勾配、周辺スペース、安全対策の有無など、厳しい条件をクリアしなければ実現できません。   高所作業車やロープ工法の使用にも、立地条件や資格保有者の有無など制約があるため、現実的には足場が必要になるケースが圧倒的に多いというのが実情です。   足場なし施工には確かにメリットがありますが、それはごく限られた条件下でのみ有効な手段です。「安く済ませたい」「早く終わらせたい」といった気持ちが強すぎると、思わぬリスクや後悔を招くこともあります。   「費用・安全性・品質・近隣配慮」すべてのバランスを考えたうえで、本当に足場が不要かどうかを慎重に判断することが大切です。 7.費用比較:足場なし施工 vs 足場あり施工 屋根塗装を検討する際、気になるのが「総額でいくらかかるのか?」という点。その中でも特に大きなウェイトを占めるのが“足場代”です。「足場なしなら安く済むのでは?」と考える方も多いですが、果たして本当にそうなのでしょうか。 ここでは、足場あり・足場なし施工それぞれの費用相場や内訳を比較しながら、安さの裏にある落とし穴についても解説します。   7-1 足場あり施工の費用相場と特徴   一般的な2階建て住宅(約30坪=およそ100㎡)で屋根塗装を行う場合、足場あり施工では以下のような費用がかかります。   主な費用内訳(目安) 足場設置費用:15万〜25万円 ※足場の単価は700〜1,200円/㎡程度。外壁も同時施工する場合はさらに上がります。 塗装作業費(塗料+人件費):20万〜30万円前後 高圧洗浄や養生費、諸経費:3万〜5万円程度 総額:おおよそ40万〜60万円が相場 足場ありの施工では、塗装の精度や安全性が確保されるため、長期的な耐久性や仕上がりの美しさに優れるというメリットがあります。   7-2 足場なし施工の費用相場と特徴 一方で、足場なし施工の場合は、以下のような費用に抑えられるケースがあります。   主な費用内訳(目安) 足場費用:0円(省略) 代替手段の費用(ロープアクセス、高所作業車など):2万〜5万円 塗装作業費:足場ありとほぼ同等(20万〜30万円前後) 総額:おおよそ25万〜35万円前後 初期費用を大きく抑えられるのが最大の特徴で、予算を優先したい方や、部分的な補修を希望する方にとって魅力的な選択肢となります。   7-3 安いだけで判断してはいけない理由   足場なし施工は確かに金額面では魅力的ですが、以下のような“見えないコスト”が後から発生するリスクもあります。 再塗装や補修のリスク 足元が不安定な状態での塗装は、ムラや塗り残しが発生しやすく、施工不良につながる可能性があります。結果として数年後に再塗装が必要となり、かえって高くつくことも。 近隣トラブル対応費 足場にメッシュシートがないことで、塗料の飛散や高圧洗浄の水が隣家にかかってしまうなど、近隣クレームや損害賠償トラブルが発生するリスクがあります。その対応にも時間と費用がかかります。 保険適用外の可能性 足場を使わず、かつ安全対策が不十分な場合、作業中に事故が起きても、損害保険や労災保険が適用されないことがあります。こうした事態に備える意味でも、安全管理が徹底されている業者を選ぶことが大切です。   7-4 見積もりを取るときのチェックポイント 見積書に「足場代」が明記されているか? 足場なしの場合、「代替工法(ロープアクセス等)」の費用や安全対策内容が記載されているか? 安さだけでなく、「安全」「品質」「保証の有無」なども含めて比較することが重要です。   足場なしの屋根塗装は、条件さえ整えば大きなコストメリットを得られる方法ですが、リスクとのバランスを見極めることが成功のカギとなります。 費用だけにとらわれず、「信頼できる業者にしっかり相談すること」が失敗しない塗装工事への第一歩です。 8.信頼できる業者選びと相談のポイント 「足場なしで屋根塗装をしたい」と思ったとき、もっとも重要なのが信頼できる施工業者を選ぶことです。足場を設置しないという選択は、費用削減という大きなメリットがある一方で、安全性や施工品質への不安、近隣トラブルなどのリスクも伴います。   こうした不安を解消し、納得のいく工事を実現するためには、以下のような視点から業者を見極めることが大切です。 8-1 見積もり内容が詳細で透明性があるか? まず注目したいのが「見積書の明瞭さ」です。信頼できる業者は、費用の内訳を細かく提示し、なぜその金額になるのかを丁寧に説明してくれます。   チェックポイント: 足場代の有無や単価が明記されているか(足場ありの場合) 足場なしの場合、ロープアクセス工法や高所作業車の費用、養生費用などが明記されているか 追加費用が発生する可能性がある項目(追加塗装、下地処理など)が記載されているか   「足場代無料」とだけ書かれた見積書には注意が必要です。一見お得に見えますが、他の項目に費用が上乗せされていたり、必要な工程が省略されている可能性もあるため、必ず複数社で比較することをおすすめします。 8-2 安全対策や保険加入の有無を確認する 足場なし施工は、通常よりも高い安全管理が求められます。ロープアクセスや高所作業車を使用する場合には、適切な安全装備(フルハーネス、安全帯、落下防止ロープなど)が用意されているか、そして実際に現場で使われるかを事前に確認しましょう。   また、作業中に事故が発生した場合に備えて、以下の保険に加入しているかも重要です。   労災保険 損害賠償責任保険 建設業の請負賠償保険(工事中の物損事故に対応)   こうした保険に加入していない業者を選ぶと、万が一の際に施主がトラブルの矢面に立たされる恐れもあります。契約前に、保険の種類と補償範囲を必ず確認しましょう。 8-3 過去の施工実績と専門資格の有無を確認する 足場なし施工には専門的な知識と技術が必要です。とくにロープアクセス工法は、高所作業に関する法的知識と実務経験が求められ、誰にでもできるものではありません。   確認しておきたい項目: 同様の施工実績(足場なし、狭小地、屋根塗装など)があるか 高所作業に関する資格(フルハーネス型墜落制止用器具特別教育など)を有しているか 実際の施工写真や事例紹介があるか   公式サイトや口コミサイトでレビューを確認し、実績に裏付けされた信頼性をチェックしましょう。訪問見積時に過去の事例や資格証の提示をお願いしても丁寧に対応してくれる業者は、信頼度が高いといえます。 8-4 近隣住民への配慮やアフターサービスの説明があるか 塗装工事では、高圧洗浄や塗料の飛散、作業音などにより、近隣住民に迷惑がかかる可能性があります。足場がない分、飛散防止の対策がより重要になるため、事前の挨拶回りや養生対策、施工時間帯の配慮などについて、業者がどう対応してくれるのか確認しておきましょう。   また、施工後に何か問題が発生した場合に備え、保証の内容やアフターフォローの体制についても説明があるか確認してください。信頼できる業者であれば、工事後も連絡が取りやすく、何かあればすぐに対応してくれます。 8-5 相見積もりを取り、価格だけでなく内容も比較する 1社の見積もりだけで判断するのは非常に危険です。最低でも2~3社から見積もりを取り、費用だけでなく「提案内容・安全対策・保証体制」なども含めて総合的に比較することが大切です。   特に足場なし施工を希望する場合は、「本当に足場が必要ない現場なのか?」という判断も含めて、各社の意見を聞くことでより適切な判断ができるようになります。 9.まとめ 「屋根塗装を足場なしでできるのか?」という疑問に対して、本記事では法的なルール、安全性、施工方法、費用の違い、そして業者選びのポイントまで解説してきました。   結論として、足場なし施工は条件を満たした一部のケースに限り可能です。たとえば平屋や部分補修、高所作業車が使える現場などでは、費用を抑えつつ対応できることもあります。 ただし、安全性の低下や仕上がり品質のばらつき、近隣トラブルのリスクも大きくなるため、慎重な判断が必要です。見積もりの内訳、安全対策、アフター保証の有無など、業者選びにも注意しましょう。 安さだけに惑わされず、安全・品質・費用のバランスを見極めることが、満足できる屋根塗装につながります。 まずは信頼できる業者に相談し、自宅の状況に合った最適な方法を一緒に考えていきましょう。  

2025.10.29(Wed)

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劣化症状について

塗膜の剥がれは要注意!放置すると建物の寿命を縮める原因に

外壁や屋根の塗装は、見た目を美しくするだけでなく、建物を雨や紫外線から守る「保護膜」として大切な役割を持っています。しかし、年数が経つにつれて塗膜が劣化し、「剥がれ」や「浮き」が発生することがあります。 「最近、屋根、外壁の一部が白っぽくなってきた」「塗装がポロポロ落ちてきた」そんな症状をそのままにしていませんか?塗膜の剥がれは、単なる見た目の問題ではなく、建物の構造に深刻なダメージを与える前兆でもあります。 この記事では、塗膜が剥がれる原因や放置した場合のリスク、そして適切な対処方法についてわかりやすく解説していきます。 塗膜の役割とは? まず、塗膜(とまく)とは、外壁や屋根に塗装をしたときにできる「塗料の膜」のことを指します。この塗膜が、雨・風・紫外線・温度変化などの外的要因から建物を守るバリアの役目を果たしています。 塗膜は、主に以下の3つの役割を担っています。 防水性:雨水が外壁内部に染み込むのを防ぐ 防汚性:汚れやカビ・コケの付着を抑える 美観の維持:建物の印象を良く保つ この塗膜が剥がれると、建物は直に紫外線や雨風を受けるようになり、劣化が一気に進んでしまいます。 ■ 塗膜が剥がれる原因とは? 塗膜が剥がれる原因にはいくつかのパターンがあります。「経年劣化」による自然なものもあれば、「施工不良」によって早期に起きてしまうものもあります。 1. 経年劣化によるもの 塗装の耐用年数を超えると、塗膜の柔軟性が失われ、ひび割れや剥がれが起こりやすくなります。紫外線や雨風によって塗料中の樹脂が分解され、密着力が弱くなってくるのです。 一般的な塗料の耐用年数は以下のとおりです。 アクリル系:約5〜7年 ウレタン系:約8〜10年 シリコン系:約10〜15年 フッ素系:約15〜20年 この耐用年数を超えても塗り替えを行わないと、塗膜は次第に剥がれ始めます。 2. 下地処理不足 塗装をする前に、古い塗膜や汚れ、サビなどをきちんと除去していない場合、塗料がしっかり密着せず、早期に剥がれてしまうことがあります。特に金属屋根や鉄部の場合、サビを落とさずにそのまま塗装してしまうと、わずか数年で塗膜が浮いてきます。 3. 施工不良 下塗り材(プライマー)が適切に塗られていなかったり、塗料の乾燥時間を守らなかった場合も、塗膜が密着しない原因になります。また、気温や湿度が高い日、雨が降る直前などの悪条件下で塗装を行うと、内部に湿気が残り、塗膜が膨れやすくなります。 4. 下地との相性が悪い 下地の素材と塗料の種類が合っていない場合にも、剥がれが発生します。たとえば、モルタル壁用の塗料を金属下地に塗ってしまうと、密着力が不足してすぐに浮きやすくなります。 ■ 塗膜剥がれの初期症状とは? 塗膜の剥がれは、初期の段階では気づきにくいことが多いです。次のような変化が見られたら、塗膜の劣化が進行しているサインです。 外壁や屋根の色あせ(ツヤがなくなっている) 手で触ると白い粉がつく(チョーキング現象) 部分的に塗装が浮いている、または膨れている 雨のあとに表面がムラになっている 塗装がポロポロ落ちてきている この段階で適切にメンテナンスを行えば、再塗装で十分に修復できます。 ■ 塗膜の剥がれを放置するとどうなる? 塗膜の剥がれを放置すると、建物の劣化スピードが急激に早まります。 防水性能の低下 剥がれた箇所から雨水が侵入し、外壁内部や下地材が湿気を含むようになります。これにより、カビや藻の発生が進みやすくなります。 ひび割れや膨れの発生 湿気を吸った下地が膨張・収縮を繰り返すことで、さらに塗膜が割れてしまいます。 内部の腐食・サビ 金属部ではサビが進行し、木部では腐食が発生します。構造的なダメージにまで発展する可能性もあります。 外観の悪化 塗膜の剥がれは見た目にも悪く、建物全体が古びた印象になります。中古物件の場合、資産価値が下がる要因にもなります。 塗膜の剥がれを防ぐためのメンテナンス 塗膜の剥がれを防ぐには、定期的な点検と塗り替えが欠かせません。 1. 定期点検を行う 10年に一度を目安に、外壁や屋根の状態を専門業者にチェックしてもらいましょう。小さな浮きやひび割れであれば、早期に補修することで大規模な塗り替えを避けられます。 2. 適切な塗料選び 建物の素材や環境に合わせた塗料を選ぶことが大切です。例えば、日当たりの強い場所では耐候性の高いフッ素系塗料や無機塗料を選ぶと、長持ちしやすくなります。 3. 信頼できる業者に依頼する 施工品質が塗膜の寿命を大きく左右します。価格だけで業者を選ばず、下地処理や下塗りの方法などを丁寧に説明してくれる会社に依頼しましょう。 ■ まとめ 塗膜の剥がれは、建物の老朽化を知らせる大切なサインです。放置してしまうと、雨漏りやサビ、カビの発生など、建物の寿命を大きく縮めてしまうことがあります。 「少し剥がれているだけだから」と油断せず、早めに点検・メンテナンスを行いましょう。定期的な塗り替えによって、美観を保ちながら、家を長く丈夫に守ることができます。  

2025.10.28(Tue)

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劣化症状について塗装の豆知識

【雨漏り】放置すると大変!原因と症状・修理のポイントをわかりやすく解説

家のトラブルの中でも厄介なのが「雨漏り」です。「天井にシミができている」「壁紙がはがれてきた」「雨のあとにカビの臭いがする」——これらはすべて、雨漏りのサインかもしれません。雨漏りは一見小さな問題に見えても、放置しておくと建物内部の木材が腐食したり、シロアリの発生、カビによる健康被害などにつながる可能性があります。 この記事では、雨漏りの主な原因・見分け方・対処法を、一般の方にもわかりやすく解説していきます。 雨漏りの主な原因とは? 雨漏りの原因は一つではなく、建物の部位や経年劣化の状態によってさまざまです。代表的な原因を部位別に見ていきましょう。 【1】屋根からの雨漏り 最も多いのが屋根からの侵入です。屋根材の割れ・ズレ・釘浮き・板金の劣化などがあると、そこから雨水が内部に入り込みます。特にスレート屋根や瓦屋根では、台風や強風で一部が飛んだり、棟板金の釘が抜けて隙間ができることがあります。金属屋根でも、長年のサビや腐食が原因で穴が開くこともあります。 【2】外壁からの雨漏り 外壁の**ひび割れ(クラック)**や、シーリング材(コーキング)の劣化も要注意。外壁の表面にできた細いひびから雨水が侵入し、内部の防水層を超えると室内へと達します。特にサイディングの継ぎ目やサッシ周りは雨漏りが起きやすい部分です。 【3】ベランダ・バルコニーからの雨漏り 防水層の劣化や排水口の詰まりによって、雨水が溜まり、床面から侵入するケースがあります。見た目は問題なくても、経年で防水層がひび割れている場合も多く、10年を目安に点検・再防水を行うのがおすすめです。 【4】サッシ・窓周りからの雨漏り 雨が吹き込む際にサッシの隙間から入るケースもあります。窓枠のコーキング劣化や、取り付け時の施工不良も原因のひとつです。外から見えにくいため、室内のクロスのシミなどで初めて気づくことが多いです。 【5】屋根裏・換気口などの見落としやすい部分 屋根裏の換気口や板金の接合部、天窓まわりも雨漏りの盲点です。風向きによっては、普段問題ない箇所から急に雨水が吹き込むこともあります。 雨漏りの症状とサイン 「天井にシミが出てきた」「クロスがはがれた」といった目に見える症状が出たときには、すでに内部の腐食が進んでいる場合があります。以下のようなサインが見られたら、早めの点検をおすすめします。 天井や壁に茶色いシミがある 雨の日にポタポタと音がする クロスが浮いてきた・カビ臭がする 押入れやクローゼット内がジメジメしている 屋根裏で湿った形跡がある このような症状を「様子を見よう」と放置すると、雨漏りが拡大し、修理費が何倍にも膨れ上がることがあります。 雨漏りを放置するとどうなる? 放置した雨漏りは、家の寿命を大きく縮める原因になります。雨水が木材に染み込むと、構造材が腐り、家の耐久性が低下します。また、湿った木材はシロアリが好む環境のため、二次被害にもつながります。 さらに、壁の内部にカビが発生すると、室内の空気中に胞子が漂い、アレルギーや喘息の原因になることも。こうした被害が進むと、単なる屋根修理では済まず、内装や構造の補修まで必要になるため、数十万円〜百万円単位の出費になるケースも珍しくありません。 雨漏りを防ぐための予防・点検ポイント 【1】定期的な屋根・外壁の点検 新築から10年を目安に、屋根・外壁の状態をチェックするのがおすすめです。塗装の劣化、釘の浮き、コーキングの割れなどは、雨漏りの前兆です。小さな劣化を早期に補修することで、大きな修理を防ぐことができます。 【2】強風や台風のあとに確認 強風や台風のあとに、棟板金の浮きや瓦のズレがないかを確認しましょう。異常がなくても、年1回程度は専門業者に点検を依頼するのが安心です。 【3】排水口や樋の清掃 ベランダや雨樋が詰まると、雨水が溜まりやすくなり、雨漏りを誘発します。落ち葉やゴミを定期的に取り除き、水の流れを確保しておきましょう。 雨漏りが起きたらどうすればいい? 応急処置を行う雨が降っている最中は、バケツやタオルで水を受けるなどの応急対応を行います。ただし屋根に上るのは非常に危険なのでやめましょう。 専門業者に点検を依頼する雨漏りの原因は外から見えないことが多いため、プロによる調査が必要です。赤外線カメラや散水試験などを使い、的確に原因を特定します。 原因に応じた修理を行う屋根の一部補修で済むこともあれば、防水層のやり替えや外壁補修が必要な場合もあります。原因を見誤ると再発してしまうため、調査結果に基づく適切な修繕が大切です。   まとめ 雨漏りは、早期発見・早期修理がなにより重要です。 「まだ大丈夫」と放置してしまうと、家の内部に被害が広がり、修理費が高額になることもあります。日頃から屋根や外壁の点検を行い、少しでも異常を感じたら早めに専門業者に相談しましょう。 家を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスと小さな不具合への早めの対応が鍵になります。

2025.10.22(Wed)

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棟板金の浮きや釘抜けに注意!放置すると雨漏りの原因に

屋根の頂上部分に取り付けられている「棟板金(むねばんきん)」。普段はあまり意識されませんが、実は屋根を雨風から守る重要な部材です。 しかし経年劣化や自然災害の影響で「板金の浮き」や「釘抜け」が起きやすく、そのまま放置すると雨漏りや屋根全体の劣化につながる恐れがあります。 この記事では、棟板金の役割や浮き・釘抜けが起こる原因、放置リスク、補修方法や点検の重要性について解説します。 棟板金とは?役割と位置を解説 棟板金とは、屋根の最上部(棟)を覆う金属部材のことです。 [caption id="attachment_59536" align="alignnone" width="300"] default[/caption] 棟板金の役割 雨水の侵入を防ぐ屋根の棟部分には隙間があり、そのままでは雨水が入り込んでしまいます。棟板金はその隙間を覆い、雨水の浸入を防ぐ役割を担っています。 屋根材を固定する棟部分に取り付けられた「貫板(ぬきいた)」に棟板金を釘やビスで打ち込み、屋根材をしっかり固定しています。 つまり棟板金は屋根の“フタ”のような存在であり、住宅の防水性・耐久性を守る要となる部分です。 棟板金の浮きや釘抜けが起きる原因 棟板金は金属なので割れることはありませんが、固定する釘や下地材の劣化によってトラブルが起こります。 1. 釘の緩み・抜け 棟板金は主に釘で固定されています。木製の貫板に釘を打ち込んでいるため、経年によって木が痩せたり雨水で腐食したりすると釘が緩んで抜けやすくなります。 2. 強風や台風 台風や強風によって板金が浮き上がることがあります。特に釘が緩んでいる状態では、一気に飛ばされるリスクがあります。 3. 貫板の劣化 釘の下地となる貫板が雨水を吸収して腐食すると、釘が効かなくなり棟板金の固定力が低下します。従来の木製貫板は湿気や雨水に弱いため、定期的な点検が必要です。 4. 気温変化による膨張・収縮 金属は温度変化で伸縮します。夏の強い日差しや冬の冷え込みの影響で板金が動き、釘が少しずつ浮き上がっていくケースもあります。 放置するとどうなる?棟板金トラブルのリスク 棟板金の浮きや釘抜けは、軽微に見えて実は大きなリスクにつながります。 雨漏りのリスクが高まるから 棟板金を固定するための釘が浮いた段階では、すぐに雨漏りする可能性は低いです。しかし、棟板金の釘浮き以外にも「屋根材の劣化」や「下地の劣化」まで放置し続けてしまうと、雨漏りのリスクが非常に高くなってしまいます。 雨漏りが発生する場合は、板金の隙間から雨水が侵入し、屋根の内部にしみ込みます。 特に棟部分は建物の中心にあるため、雨漏りすると天井全体に広がるケースもあります。 板金の飛散事故 釘が抜けて固定力が弱まると、強風時に板金が飛ばされる危険があります。鋭利な金属板が近隣に落下すれば、窓ガラスを割ったり人にケガをさせたりする恐れもあります。 貫板や野地板の腐食 雨水が入り込み続けると貫板や野地板が腐り、屋根全体の耐久性が低下します。結果的に葺き替えなど大規模な工事が必要になる可能性もあります。 補修・修理の方法 棟板金の状態によって修理方法は異なります。 釘の打ち直し 軽度な場合は釘を打ち直すことで補修可能です。ただし再び抜けることも多いため、ステンレスビスに交換するのが望ましいです。 板金交換 棟板金が浮いて変形している場合や、錆びが進行している場合は交換が必要です。 貫板交換(樹脂製への変更がおすすめ) 木製貫板が劣化している場合は、貫板ごと交換します。最近では腐らない樹脂製の貫板もあり、耐久性が大幅に向上します。 カバー工法や葺き替え 棟板金だけでなく屋根全体に劣化が広がっている場合は、屋根全体をリフォームすることも検討が必要です。 棟板金の点検方法 自宅の棟板金が大丈夫か気になる方は、次のような症状がないかチェックしてみましょう。 屋根の頂上部分の板金が浮いて見える 釘が飛び出している 板金が歪んでいる 風が強いときに金属音がする 雨のあとに天井にシミができる ただし、屋根の上に直接上がるのは非常に危険です。双眼鏡などで遠くから確認するか、専門業者に点検を依頼しましょう。 まとめ 棟板金の浮きや釘抜けは、小さな不具合のように見えても放置すれば雨漏りや板金の飛散といった大きなトラブルにつながります。 主な原因は釘の緩み、貫板の劣化、自然災害 放置すると雨漏り・腐食・飛散事故のリスク大 修理は釘の打ち直し、板金交換、貫板交換など 定期的な点検と耐久性の高い部材への交換で予防可能 屋根の頂上部分は普段目につかない場所だからこそ、早めに点検・補修を行い、大切な住まいを守りましょう。

2025.10.09(Thu)

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屋根の割れや欠けは放置厳禁!原因・症状・対策を徹底解説

屋根は私たちの暮らしを守ってくれる大切な存在ですが、長い年月の間に「割れ」や「欠け」といった不具合が発生することがあります。一見すると小さなヒビでも、放置してしまうと雨漏りや建物内部の腐食など大きなトラブルに直結しかねません。 この記事では、屋根の割れや欠けが起きる原因や放置のリスク、補修方法、点検の重要性などをわかりやすく解説します。 屋根の割れや欠けが起きる主な原因 屋根材が割れたり欠けたりする背景には、いくつかの典型的な要因があります。 1. 経年劣化による脆弱化 スレート屋根やセメント瓦などは年数が経つと塗膜が劣化し、水分を吸収しやすくなります。紫外線や雨風を受け続けた結果、乾燥や膨張・収縮を繰り返し、次第に脆くなりひび割れが発生します。 2. 自然災害の影響 台風の強風で飛来物が当たったり、地震で揺れたりすると屋根材に負担がかかり、欠けや割れを引き起こすことがあります。特に近年は大型台風や地震の被害が増えており、注意が必要です。 3. 積雪や凍結 寒冷地では屋根の上に積もった雪の重みや、凍結と解凍の繰り返しによって屋根材が割れるケースがあります。特に瓦屋根では凍害による細かな割れが多く見られます。 屋根材の種類別に見る割れ・欠けの特徴 屋根材によって割れや欠けの起こりやすさ、症状には違いがあります。 スレート屋根薄くて軽いのが特徴ですが、経年劣化で脆くなり、踏み割れや表面のひびが発生しやすいです。 瓦屋根耐久性は高いものの、地震や強風での落下や欠けが問題になります。 金属屋根(ガルバリウム鋼板など)割れることはほとんどありませんが、凹みやサビによる欠損が起こるケースがあります。 割れや欠けを放置するとどうなる? 「小さいから大丈夫」と放置すると、次のようなトラブルに発展します。 雨漏りのリスク ひび割れから浸水し、防水シートや野地板が傷むと雨漏りにつながります。天井や壁のシミ、カビの発生にも直結します。 構造材の腐食 長期間水がしみ込むと木材が腐り、屋根の強度が落ちます。最悪の場合は大規模リフォームが必要になります。 屋根材の飛散 欠けた屋根材が強風で飛ばされ、近隣に被害を与える恐れがあります。実際に隣家の窓ガラスを割ってしまう事故例もあります。 光熱費の増加 屋根の防水性や断熱性が下がると、冷暖房効率が落ち、光熱費が上がるという副次的な影響も出ます。 修理方法と費用の目安 症状に応じて、修理方法は変わります。 コーキング補修(数千円~数万円)小さなヒビならシーリング材で補修可能。ただし応急処置であり長持ちはしません。 屋根材の差し替え(1枚数千円程度)割れた部分だけ交換できます。屋根材が廃盤の場合は類似品を使用。 カバー工法(150万円~程度)既存屋根の上に新しい屋根材を重ね張りする方法。工期が短く費用も抑えられます。 葺き替え工事(200万円~程度)屋根と下地をすべて交換。費用はかかりますが最も安心です。 自分で補修できる?DIYのリスク インターネットなどでは屋根補修用のテープやコーキング材が販売されていますが、DIYでの補修はおすすめできません。 高所作業は転落の危険が大きい 一時的な補修しかできず再発する かえって屋根材を傷めてしまう 安全面と確実な修繕のためにも、専門業者に依頼するのが安心です。 屋根を長持ちさせるためのメンテナンス 屋根の割れや欠けを防ぐには、日頃の点検とメンテナンスが欠かせません。 10年に一度を目安に点検 台風や地震のあとに外観を確認 屋根塗装で防水性を維持 苔やカビが見えたら早めに対応 屋根は普段見えにくい部分だからこそ、定期的にチェックすることが重要です。 まとめ 屋根の割れや欠けは小さな不具合に見えても、放置すると雨漏り・構造材の腐食・屋根材の飛散など大きな問題に発展します。 主な原因は経年劣化や自然災害、凍結、人の歩行など 屋根材ごとに割れや欠けの特徴がある 補修方法は症状に応じて選択し、DIYではなく専門業者に依頼するのが安心 定期点検とメンテナンスが予防のカギ 大切な住まいを長持ちさせるために、屋根の割れや欠けを軽視せず、早めの点検・修理を心がけましょう。

2025.09.19(Fri)

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屋根の色褪せ・サビは劣化のサイン!放置するとどうなる?症状と対策を解説

屋根は普段なかなか目にする機会が少ない場所ですが、住まいを守る最前線として常に紫外線や雨風にさらされています。そのため、年月とともに「色褪せ」や「サビ」といった劣化の症状が出てきます。 「少しくらい色が薄くなっただけ」「まだ雨漏りはしていないから大丈夫」そう思って放置してしまう方も少なくありません。しかし実際には、色褪せやサビは屋根が発している劣化のサインであり、放置すれば雨漏りや屋根の葺き替え工事など大がかりな修繕につながる恐れがあります。 本記事では、屋根の色褪せやサビの診断ポイント、放置した場合のリスク、そして適切なメンテナンス方法について詳しく解説します。 屋根の色褪せとは? 屋根の色褪せとは、表面の塗膜が劣化して防水性や美観を失っている状態のことです。新築直後は艶やかな色合いを保っていますが、5〜10年ほど経過すると少しずつ色が薄くなり、白っぽく見えるようになります。 色褪せの主な原因 紫外線の影響 屋根は建物の中で最も日差しを受けやすい部分です。紫外線は塗膜を分解し、色素を劣化させていきます。 雨風による摩耗 風に乗って運ばれる砂やほこり、雨水が繰り返し当たることで表面が削られていきます。 排気ガスや汚れの付着 車の排気ガスや工場の煙などの大気汚染物質が付着することでも、変色や色褪せが進行します。 経年による塗料の耐久性低下                                                                       屋根に塗られている塗料は、ただ色をつけているだけではなく 防水性や防錆性を担う保護膜 の役割をしています。しかし、どんな塗料でも 経年劣化 により性能は少しずつ低下していきます。                色褪せの診断チェック 屋根全体の艶がなく、白っぽく見える 部分的に色が薄くなり、ムラが出ている 外壁と比べて屋根の色が極端にくすんでいる 👉 ポイント色褪せは一見すると「見た目の問題」と思われがちですが、実際には塗膜の防水機能が失われているサインです。この段階で放置すると、次のサビや劣化へとつながっていきます。 屋根のサビとは? 特にトタン屋根やガルバリウム鋼板屋根といった金属屋根に起こりやすいのが「サビ」です。サビは金属が水や酸素と反応して腐食する現象で、一度発生すると徐々に広がっていきます。 サビの種類と進行段階 点サビ 小さな斑点状のサビ。早めに見つければ研磨と防錆塗装で対応可能。 広範囲の赤サビ 屋根全体が赤茶色に変色している状態。進行すると屋根材がもろくなってきます。 穴あきサビ 腐食が内部まで進み、屋根材に穴が開いてしまう状態。この段階では塗装では対応できず、葺き替えやカバー工法が必要になります。 サビが発生しやすい箇所 トタン屋根やガルバリウム鋼板の表面 釘やビスなどの金属部分 谷板金・棟板金のつなぎ目 サビの診断チェック 屋根表面に赤茶色や黒っぽい斑点が見える 雨樋や外壁にサビ水が流れ落ちて筋状の跡がある 屋根材の一部がめくれている、穴が見える 👉 ポイントサビは一度発生すると進行が早いため、「点サビ」の段階で見つけてメンテナンスすることが重要です。 屋根の色褪せやサビを放置するとどうなる? 屋根の色褪せやサビをそのままにすると、次のようなリスクが発生します。 防水性の低下 塗膜の役割がなくなり、雨水を吸収しやすくなる。 サビの進行による穴あき 金属部分に穴があき、雨漏りの直接的な原因に。 屋根材の破損・飛散 劣化した屋根材は強風で割れたり剥がれたりしやすくなる。 雨漏り・室内への被害 天井や壁のシミ、カビ、構造材の腐食につながる。 修繕費用の高額化 軽微な塗装で済むはずが、放置すると葺き替えや大規模工事が必要になる場合も。   色褪せ・サビの対策方法 劣化を発見した際には、早めの対応が大切です。 1. 定期点検 10年に一度を目安に、専門業者による屋根点検を行いましょう。自分で屋根に上るのは危険なので、プロに依頼するのがおすすめです。 2. 屋根塗装 色褪せや軽度のサビなら塗装で防水性・美観を回復できる。遮熱塗料を選べば省エネ効果も。 3. 部分補修 棟板金の釘浮きや軽度のサビは、部分的な補修で対応可能。 4. 葺き替え・カバー工法 劣化が著しい場合は、屋根を新しくする工事を検討する。長期的な安心につながる。 まとめ 屋根の色褪せやサビは、単なる見た目の問題ではなく「劣化のサイン」です。放置すれば雨漏りや建物全体の寿命に関わる重大なトラブルへ発展することもあります。「少し色が薄いだけだから…」と思わず、早めの点検・メンテナンスを心がけましょう。

2025.09.18(Thu)

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サッシからの雨漏りが発生したら?原因と対策を解説!

雨の日にこんなことはありませんか? 窓のサッシ周りから水がポタポタ… 雨が降るたびにカーテンが濡れる… 壁紙が浮いてきたり、カビ臭いにおいがする… それ、サッシからの雨漏りが原因かもしれません!   サッシからの雨漏りはなぜ起こる? 1. コーキング(シーリング)の劣化 窓枠と外壁の隙間は「コーキング(シーリング材)」で埋められています。しかし紫外線や雨風の影響で年数が経つと硬化・ひび割れが起こり、そこから雨水が浸入してしまいます。築10年以上経っている住宅では特に注意が必要です。 2.窓の上にある配管や換気扇   台風や暴風などで雨がいろんな角度から降ると、窓の上にある配管、換気扇、通気口などを通じて雨漏りすることがあります。 横や下から雨が吹き付ける場合は要注意です。 3.外壁のひび割れ・穴 一見サッシからの雨漏りに見えて、実は外壁や屋根の亀裂などから水が入り込み、サッシ付近に現れることもあります。 外から見ても気が付かないことも多く、窓から離れた場所のヒビ割れが原因になることもあるので、やっかいです。 4. 屋根やバルコニーからの伝い水 サッシ自体ではなく、上部の屋根やバルコニーから伝わった水がサッシ周辺に流れ込み、雨漏りを引き起こすこともあります。「サッシから漏れている」と思っても、実は別の場所が原因というケースは少なくありません。 放置するとどうなる? サッシからの雨漏りを放置すると、以下のような被害につながります。 クロスや壁紙のシミ・剥がれ 木材や断熱材の腐食 カビの発生による健康被害 サッシや外壁材のサビや劣化 シロアリ被害の誘発 特に木造住宅では、構造部にまで水が回ると大掛かりな修繕が必要になるケースもあります。早めの対応が建物を守るポイントです。 サッシからの雨漏りを防ぐための点検ポイント ご自身でチェックできるポイントを紹介します。 サッシ周りのコーキングにひび割れ・剥がれがないか 外壁にクラック(ひび)や浮きがないか サッシの水抜き穴にゴミやホコリが詰まっていないか 室内側のクロスにシミやカビがないか これらの症状がある場合は、雨漏りの予兆かすでに進行している可能性があります。 サッシからの雨漏り対策方法 1. コーキングの打ち替え 劣化したコーキングは部分補修ではなく、古いコーキングを撤去して打ち替えるのが基本です。耐久性を高めるため、外壁塗装と同時に施工するのも効果的です。 2. 外壁補修 外壁のひび割れはシーリングや樹脂モルタルで補修します。広範囲の劣化がある場合は塗装や張り替えも検討が必要です。 3. サッシ本体や部品の交換 変形や劣化が進んでいる場合はサッシ交換を行います。水抜き穴の掃除で改善するケースもあるので、まずは清掃を試してみましょう。 4. 防水工事 屋根やバルコニーが原因の場合は、防水工事で雨水の浸入経路を塞ぎます。部分補修よりも根本的な修繕が重要です。 応急処置より、まずは点検を! タオルやバケツでの対処は一時的な応急処置に過ぎません。 大切なのは「原因の特定」と「的確な修理」です。 見えている水漏れの裏には、見えない大きな問題が潜んでいることもあります。 雨漏り調査・無料点検受付中! 当社では、雨漏り診断のプロが無料で点検・調査を行っております。 以下のような方は、ぜひ一度ご相談ください。 雨漏りの症状が出てきたばかり 他社で修理したが再発した 築10年以上で心配がある   まとめ サッシからの雨漏りは、放っておくと住まい全体に影響を及ぼす恐れがあります。 「もしかして雨漏りかも?」と感じたら、まずはお気軽にご相談ください。 無料点検・診断を実施しております。 ▶ お問い合わせはこちら

2025.07.28(Mon)

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外壁のひび割れの症状でお悩みの方へ!

「外壁にうっすら線が入ってる気がする…」「ひび割れってすぐ直さなきゃいけないの?」そんなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?外壁のひび割れは、放置すると家の寿命を縮める原因になることもあります。 今回は、外壁に見られるひび割れの種類や原因、対処法について詳しくご紹介します。 外壁ひび割れセルフチェック 以下の項目に該当するものがあるか、ご自宅の外壁を確認してみましょう。 1.ヘアークラック 細い線状のひび割れ(ヘアークラック)が壁全体に出ている ヘアークラックとは、コンクリートやモルタルに発生する「幅0.3mm以下、深さ4mm以下」のひび割れのことです。 髪の毛のような細いひび割れなので「ヘアークラック」と呼ばれています。 3.構造クラック 大きめのひび割れが年々広がっている   クラックの「幅0.3mm以上、深さ5mm以上」を指します。構造に影響を及ぼす可能性の高い深刻なクラックで補修が必要となります。 微細なクラックだったものが構造クラックへと進行した、また地震や不同沈下といった外的要因などによるものです。 4.乾燥クラック 「乾燥クラック」とは、モルタルやコンクリートが乾燥する過程で発生する細かいひび割れのことです。 比較的よく見られる現象で、「構造クラック」とは異なり 建物の構造に影響はない軽度なひび割れです。 外壁のひび割れを放置するとどうなる? 外壁のひび割れを放っておくと、雨水が内部に侵入し、構造材の腐食やシロアリ被害を招く恐れがあります。さらに修繕費用が高額になるケースも…。 ①雨漏りの原因になる ひび割れが深くなって内部まで貫通すると、壁の裏側を伝って室内に雨水が浸入。 天井や壁紙にシミや剥がれが出るだけでなく、電気設備への影響も出る可能性があります。 ②雨水の侵入で内部劣化が進行 ひび割れから雨水が浸入し、外壁材の内部や下地に水が染み込みます。 内部の断熱材や構造材(木材・鉄筋)が濡れ、腐食やカビの発生、シロアリの原因に。 ③ひび割れがさらに広がる 季節の温度差や湿気の変化により、ひび割れは年々広がりやすくなります。 最初は小さな「ヘアークラック」でも、放置すると構造クラックに悪化することも。 ④修繕費用が高額になる 初期段階で補修すれば数万円で済むところが、雨漏りや構造部の劣化まで進むと数十万円〜100万円超の大規模修繕が必要になる場合も。 外壁ひび割れの主な補修方法   ① フィラー処理(下地調整材) 対象:ヘアークラック(幅0.2mm以下の浅いひび割れ) 方法:微細なひび割れに下塗り材(フィラー)を刷り込み、塗装で覆います。 特徴:塗装工事の際に一緒に行う。外壁全体に細かいクラックがあるときに有効。 ② コーキング(シーリング)補修 対象:0.3mm以上の中程度のひび割れ 方法:クラックに沿ってカッターで溝をつくり、弾性コーキング材を充填。 特徴:伸縮性があり、動きに追従。雨水の侵入も防ぐ。 ③ Vカット工法 対象:0.3〜1mm程度でやや深い構造クラック 方法:ひび割れ部分をV字にカットし、プライマー塗布 → シーリング材充填 → 表面仕上げ。 特徴:しっかり奥まで補修できる。再発防止効果あり。 ④ Uカット+エポキシ樹脂注入 対象:貫通クラック・構造クラックなど重度のひび割れ 方法:U字にカット後、エポキシ樹脂(硬化性)を注入し、強度を回復させる。 特徴:コンクリート内部までしっかり補強。構造体へのダメージがある場合に使用。   早期発見・早期対策がカギ!まず無料点検をおすすめします! 外壁のひび割れは、見た目以上に深刻な問題の前兆かもしれません。「ただのひび」と思わず、プロの診断を受けることが大切です。  

2025.07.24(Thu)

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屋根の色褪せ・サビは劣化のサイン!放置するとどうなる?症状と対策を解説

屋根は住まいを雨風や紫外線から守る大切な部分ですが、年月の経過とともに色褪せやサビといった症状が表れてきます。こうした劣化を「まだ見た目が少し悪くなっただけ」と放置してしまうと、雨漏りや躯体へのダメージにつながる恐れがあります。 この記事では、屋根の色褪せやサビがどのようなサインなのか、診断のポイントや放置した場合のリスク、適切なメンテナンス方法について解説します。 屋根の色褪せとは? 屋根の色褪せとは、表面の塗膜が劣化して防水性や美観を失っている状態のことです。新築直後は艶やかな色合いを保っていますが、5〜10年ほど経過すると少しずつ色が薄くなり、白っぽく見えるようになります。 色褪せの主な原因 紫外線の影響 屋根は建物の中で最も日差しを受けやすい部分です。紫外線は塗膜を分解し、色素を劣化させていきます。 雨風による摩耗 風に乗って運ばれる砂やほこり、雨水が繰り返し当たることで表面が削られていきます。 排気ガスや汚れの付着 車の排気ガスや工場の煙などの大気汚染物質が付着することでも、変色や色褪せが進行します。 色褪せの診断チェック 屋根全体の艶がなく、白っぽく見える 部分的に色が薄くなり、ムラが出ている 外壁と比べて屋根の色が極端にくすんでいる 👉 ポイント色褪せは一見すると「見た目の問題」と思われがちですが、実際には塗膜の防水機能が失われているサインです。この段階で放置すると、次のサビや劣化へとつながっていきます。 屋根のサビとは? 特にトタン屋根やガルバリウム鋼板屋根といった金属屋根に起こりやすいのが「サビ」です。サビは金属が水や酸素と反応して腐食する現象で、一度発生すると徐々に広がっていきます。 サビの種類と進行段階 点サビ 小さな斑点状のサビ。早めに見つければ研磨と防錆塗装で対応可能。 広範囲の赤サビ 屋根全体が赤茶色に変色している状態。進行すると屋根材がもろくなってきます。 穴あきサビ 腐食が内部まで進み、屋根材に穴が開いてしまう状態。この段階では塗装では対応できず、葺き替えやカバー工法が必要になります。 サビの診断ポイント 表面に赤茶色や黒い斑点がある 雨樋や外壁に赤サビの雨だれ跡が見える 屋根材の一部が剥がれて穴が開いている 色褪せやサビを放置するとどうなる? 屋根の色褪せやサビを「見た目の劣化だから」と軽く考えて放置してしまうと、次のような深刻な問題につながります。 防水機能の低下 → 雨漏り発生 塗膜の防水性能がなくなると、屋根材が直接雨水を吸収しやすくなり、雨漏りのリスクが高まります。 屋根材の腐食・破損 金属屋根はサビで穴が空き、スレート屋根はひび割れが起きやすくなります。 建物内部への被害 雨漏りが進行すると天井や壁紙のシミ、木材の腐食、さらにはシロアリ被害のリスクも高まります。 補修費用の増加 本来なら塗装だけで済む段階でも、放置すれば屋根の葺き替えやカバー工法といった大規模工事が必要になり、費用は数倍に膨らみます。 敵切なメンテナンス方法 屋根の色褪せやサビの進行度に応じて、メンテナンス方法が異なります。 色褪せのみの段階 → 屋根塗装で防水機能を回復。遮熱塗料や高耐久塗料がおすすめ。 軽度のサビがある段階 → ケレン(サビ落とし)+防錆処理+塗装で補修可能。 サビが広範囲に進行・穴あき → 屋根カバー工法(重ね葺き)や屋根葺き替えが必要。 屋根点検のタイミング 新築から10年経過している 前回の塗装から10年経過している 色褪せやサビが目視できるとき 屋根は普段なかなか見えにくい場所ですので、専門業者による定期点検を受けるのが安心です。 まとめ 屋根の色褪せやサビは、住まいを長持ちさせるための劣化サインです。「見た目が少し悪くなっただけ」と放置してしまうと、やがて雨漏りや屋根材の腐食につながり、補修費用も大きくなってしまいます。 早めに点検・メンテナンスを行うことで、住まいの美観と耐久性を守ることができます。気になる症状があれば、ぜひお気軽にご相談ください。

2025.07.23(Wed)

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チョーキング現象でお悩みの方へ!!

「壁を触ったら手に白い粉がついた…」それは、**“チョーキング現象”**と呼ばれる外壁塗装の劣化サインです。 この記事では、チョーキング現象の原因・放置するとどうなるのか・対処方法などを、分かりやすく解説します! チョーキング現象の劣化症状をチェックしよう! ご自宅の外壁の状況を下記に当てはまるか確認をしてみてください。 チョーキング現象とは? チョーキング現象とは、外壁塗装の表面が劣化し、白い粉状の物質が浮き出てくる現象です。外壁を手でこすったときに白い粉がついたら、それがチョーキングです。これは、塗料に含まれる「顔料」が紫外線や雨風によって分解されて、表面に現れたものです。 具体的なチェック方法 1. 手で触って確認 外壁を軽く触ってみて、手に白い粉が付くかどうかを確認します。 2. 黒い布や手袋を使う 外壁が白や明るい色の場合、黒い布や手袋を使うとより分かりやすく確認できます。   なぜチョーキングが起きるの? 1.紫外線による塗膜の分解 太陽光に含まれる紫外線(UV)は、塗料の中の合成樹脂を分解・劣化させる働きがあります。この劣化が進むと、塗料中の「顔料」が樹脂から分離し、粉状になって表面に現れるのがチョーキングです。 2. 雨風・熱による自然劣化 外壁は日々、雨・風・気温変化などの自然環境にさらされています。特に温度差が激しい地域や強風・豪雨が多い地域では、塗膜の耐久性が落ちやすく、チョーキングが早期に進行する傾向があります。 3. 塗料の品質や種類 安価な塗料や、耐候性の低い塗料(アクリル系など)を使用した場合、劣化が早く、チョーキングが発生しやすくなります。逆に、フッ素塗料や無機塗料などの高耐久塗料では、チョーキングが起こるまでの期間が長くなります。 チョーキングを放置するとどうなる? 「見た目が悪いだけ」と思って放置していると、思わぬトラブルに発展します! 外壁の防水性能が低下し、雨水が内部に浸入 外壁材や下地が腐食・膨れ・ひび割れを起こす カビや苔が発生しやすくなる 結果として、大規模な補修工事が必要になることも…   まず無料点検をおすすめします! 「チョーキングかな?」と思ったら、まずはプロの点検を受けてみましょう。弊社では、外壁の無料点検サービスを実施しています。現地調査・診断・アドバイスまで、すべて無料で対応いたします!

2025.06.26(Thu)

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外壁のカビ・藻・苔の症状でお悩みの方へ!

お住まいの外壁に、緑や黒いシミのような汚れが出てきていませんか? それ、実は「苔」「カビ」「藻」かもしれません! 一見、ただの汚れに見えても、放っておくと建物の寿命を縮める原因になることも。今回は、外壁に発生する苔・カビ・藻の症状や原因、放置するとどうなるのかについて詳しくご紹介します。 外壁のカビ・藻・苔のチェックをしよう! ご自宅の外壁は下記に当てはまるか確認をしてみてください。 色の変化をチェック 緑、黒、茶色などのまだらな汚れや斑点がないか確認します。 特に北側や日陰の面、植木・フェンスなどが近い場所に多く見られます。 雨の後に乾きにくい箇所は要注意 雨が止んでしばらく経っても湿ったままになっている箇所は、湿気がこもりやすく、カビや苔が発生しやすい環境です。 室内にカビ臭がないか確認   チェック項目 見る・触る場所 症状の目安 色の変化 北側や日陰の外壁 緑・黒・茶の汚れ 手で触る 汚れている箇所 ヌルヌル、粉っぽい 雨の後の乾き具合 外壁下部、植木周辺 長時間湿っている 塗膜の状態 手で外壁をこする 白い粉(チョーキング) 室内の臭い 壁際、押入れ カビ臭がある 外壁にカビ・藻・苔が発生する原因とは? 外壁は日々、雨風や紫外線にさらされる過酷な環境にあります。特に以下の条件がそろうと、カビや苔、藻が発生しやすくなります。 湿気が多い場所(北側や周囲に植栽が多い環境) 日当たりが悪い立地 塗膜が劣化して防水性が低下している外壁 長年メンテナンスしていない 外壁が常に湿った状態にあると、微生物が繁殖しやすくなり、美観を損なうだけでなく、建材の劣化を早める恐れがあります。 対策方法とおすすめのメンテナンス   ① 高圧洗浄による除去 外壁洗浄で一時的にきれいになりますが、根本的な解決にはなりません。 ② 防カビ・防藻効果のある塗料で再塗装 再発を防ぐには、防カビ・防藻効果のある塗料での外壁塗装が効果的です。近年では、セルフクリーニング機能付きの塗料も登場しています。 ③ 定期的な点検とメンテナンス 塗膜の劣化やひび割れは、早期発見が重要。プロによる点検を2〜3年に1回は行うのが理想的です。 外壁の汚れに気づいたら、まずは無料点検を! カビや苔、藻は「見た目がちょっと汚れてるな」だけで済ませてしまいがちですが、実は家の劣化サインです。 当店では、無料の外壁点検を行っています。現地調査のうえ、必要に応じて最適な施工プランをご提案いたします。

2025.06.25(Wed)

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劣化症状について

外壁の色褪せ・変色で劣化症状でお悩みの方へ!

住宅の外観を美しく保つうえで重要なのが「外壁の色」。しかし、築年数が経つと「なんとなく色が薄くなった」「前よりくすんで見える」といった変化を感じることがあります。 これは、色あせ(退色)や変色と呼ばれる外壁の劣化症状のサインです。 外壁の色褪せ・変色の劣化症状をチェックしよう! 色あせ(退色) 紫外線や雨風の影響で、塗料の顔料が分解され、徐々に色が薄くなる現象です。特に赤や青など原色系の色は色あせしやすい傾向があります。 変色 カビ・コケの発生、排気ガス、雨だれなどによって、もともとの色と異なる汚れが定着してしまう現象。色あせとは異なり、まだらになったり、黒ずんだりすることが特徴です。   色褪せや変色の原因について 外壁の色あせや変色の主な原因は、次のような環境的要因です。 紫外線による劣化 特に南側や西側の壁は直射日光を受けやすく、退色のスピードが速くなります。 雨や湿気による汚れの付着・カビの発生 湿気が多い北側の壁では、コケや藻、カビの発生による変色が目立ちます。 大気中の汚染物質や排気ガス 都市部や幹線道路沿いの住宅では、排気ガスなどの影響で外壁が黒ずむこともあります。   外壁の色あせ・変色に対する解決方法 ① 外壁塗装による再塗装 最も一般的かつ効果的な対処法が、外壁の再塗装です。  築8〜12年程度が目安(※環境や塗料によって異なります) 色の復元(美観の回復) 外壁材の保護 防水性・耐久性の向上 おすすめ塗料の種類 塗料の種類 特徴 耐用年数の目安 シリコン系 バランスが良くコスパも◎ 約10〜13年 フッ素系 高耐久・色あせに強い 約15〜20年 無機系 紫外線に非常に強い 約20年以上 👉 色あせが気になる方には、耐候性・耐紫外線性の高い塗料がおすすめです。 ② 外壁の洗浄・クリーニング 変色の原因が「汚れ」「カビ・コケ」などであれば、高圧洗浄や薬剤洗浄により一時的に解消できます。 対応可能な症状: 黒ずみ(排気ガス・雨だれ) 緑っぽい変色(コケ・藻) 白い斑点(カビ) 注意点: 根本的な解決ではないため、再発する可能性があります 外壁材を傷めないよう、プロによる判断が必要です ③ 防カビ・防藻性能のある塗料を使用する 再塗装時に、防汚・防カビ成分を含む塗料を選ぶことで、変色の再発防止が期待できます。 例: 防藻・防カビ剤入りの水性塗料 セラミック系塗料(汚れがつきにくい) ④ 外壁材の張り替え 再塗装だけでは対処しきれない劣化(剥離・腐食・内部までの劣化)が見られる場合は、外壁材の部分補修や張り替えが必要になることも。 費用は高めですが、抜本的な解決になります。   外壁の色褪せ・変色の症状が気になる方はまず無料点検をおすすめします! 外壁の色あせや変色は、見た目の問題にとどまらず、劣化の初期サインであることが多く、早期点検によって次のようなメリットがあります。 外壁の変化に気づいたら、それは住まいからの「そろそろ点検してね」というサインかもしれません。 劣化の程度や今後の対応についてわかりやすくご説明いたします。もちろん、点検だけでも大歓迎です!

2025.06.19(Thu)

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劣化症状について

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代表取締役千葉 猛

劣化症状についてでの外壁・屋根塗装をご検討なら、ぜひ株式会社住泰にご相談ください!

はじめまして、外壁屋根の外装専門店「株式会社 住泰」代表の千葉 猛と申します。

「塗装だけでは家は守れない」この一点を想いながら外装リフォーム業を手掛けてきました。
お客様の本当の満足は何なのか?を考えたときに、“外装劣化診断士などの専門スタッフによる外壁屋根の適正診断を行い、それに伴う最適なご提案と高品質施工をご提供し、さらには引き渡し後のアフターフォローなど全てにおいて自社一貫管理体制のもとでお客様にサービスをご提供することである”と私は考えます。
そうすることでお客様のご希望やご要望に対し120%のサービスをご提供できますので、お客様満足の最大化に繋がると思っております。

そして近年では「塗装・屋根工事専門店」などと謳う会社が増えておりますが、塗装は専門であっても屋根工事は専門でない場合がほとんどですので注意が必要です。
商品・診断方法・施工方法などの知識がなく、経験不足のまま工事を進める会社が本当に多いため、業界の課題であると感じております。
また、リフォーム市場が大きくなるに比例して工事業者も増えたため、仕事欲しさに安売りをする業者が増えました。
そのような金額重視の営業をする業者は、利益を残すために手抜きをする可能性が非常に高いため注意が必要です。
安いものには安いなりの理由が必ずありますので、これも業界の課題であると言えます。

住泰は塗装・板金・瓦・防水工事など、お家の「外装に特化した専門店」です。
皆さまの大切なお家を守るために、最適な外装工事をご提案させていただきます。
本物の外装工事をご提供させていただきますので、是非一度ご相談ください。

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