外壁の色褪せ・変色で劣化症状でお悩みの方へ!
2025.06.19 (Thu) 更新
住宅の外観を美しく保つうえで重要なのが「外壁の色」。しかし、築年数が経つと「なんとなく色が薄くなった」「前よりくすんで見える」といった変化を感じることがあります。
これは、色あせ(退色)や変色と呼ばれる外壁の劣化症状のサインです。
目次
外壁の色褪せ・変色の劣化症状をチェックしよう!
色あせ(退色)
紫外線や雨風の影響で、塗料の顔料が分解され、徐々に色が薄くなる現象です。特に赤や青など原色系の色は色あせしやすい傾向があります。
変色
カビ・コケの発生、排気ガス、雨だれなどによって、もともとの色と異なる汚れが定着してしまう現象。色あせとは異なり、まだらになったり、黒ずんだりすることが特徴です。
色褪せや変色の原因について
外壁の色あせや変色の主な原因は、次のような環境的要因です。
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紫外線による劣化
特に南側や西側の壁は直射日光を受けやすく、退色のスピードが速くなります。 -
雨や湿気による汚れの付着・カビの発生
湿気が多い北側の壁では、コケや藻、カビの発生による変色が目立ちます。 -
大気中の汚染物質や排気ガス
都市部や幹線道路沿いの住宅では、排気ガスなどの影響で外壁が黒ずむこともあります。
外壁の色あせ・変色に対する解決方法
① 外壁塗装による再塗装
最も一般的かつ効果的な対処法が、外壁の再塗装です。
築8〜12年程度が目安(※環境や塗料によって異なります)
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色の復元(美観の回復)
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外壁材の保護
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防水性・耐久性の向上
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おすすめ塗料の種類
塗料の種類 | 特徴 | 耐用年数の目安 |
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シリコン系 | バランスが良くコスパも◎ | 約10〜13年 |
フッ素系 | 高耐久・色あせに強い | 約15〜20年 |
無機系 | 紫外線に非常に強い | 約20年以上 |
👉 色あせが気になる方には、耐候性・耐紫外線性の高い塗料がおすすめです。
② 外壁の洗浄・クリーニング
変色の原因が「汚れ」「カビ・コケ」などであれば、高圧洗浄や薬剤洗浄により一時的に解消できます。
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対応可能な症状:
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黒ずみ(排気ガス・雨だれ)
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緑っぽい変色(コケ・藻)
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白い斑点(カビ)
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注意点:
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根本的な解決ではないため、再発する可能性があります
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外壁材を傷めないよう、プロによる判断が必要です
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③ 防カビ・防藻性能のある塗料を使用する
再塗装時に、防汚・防カビ成分を含む塗料を選ぶことで、変色の再発防止が期待できます。
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例:
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防藻・防カビ剤入りの水性塗料
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セラミック系塗料(汚れがつきにくい)
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④ 外壁材の張り替え
再塗装だけでは対処しきれない劣化(剥離・腐食・内部までの劣化)が見られる場合は、外壁材の部分補修や張り替えが必要になることも。
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費用は高めですが、抜本的な解決になります。
外壁の色褪せ・変色の症状が気になる方はまず無料点検をおすすめします!
外壁の色あせや変色は、見た目の問題にとどまらず、劣化の初期サインであることが多く、早期点検によって次のようなメリットがあります。
外壁の変化に気づいたら、それは住まいからの「そろそろ点検してね」というサインかもしれません。
劣化の程度や今後の対応についてわかりやすくご説明いたします。もちろん、点検だけでも大歓迎です!