スミタイブログ 塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします!

HOME > スミタイブログ > 塗装の豆知識 > 「近くで工事してたけどオタクの屋根壊れてましたよ」と言われたら要注意!悪質訪問業者の手口と対処法

「近くで工事してたけどオタクの屋根壊れてましたよ」と言われたら要注意!悪質訪問業者の手口と対処法

塗装の豆知識

2025.08.27 (Wed) 更新

ある日突然、自宅に訪れた業者から「近くで工事してたけど、オタクの屋根壊れてましたよ」と声をかけられたら、あなたはどうしますか?親切心で教えてくれているのか、それとも何か裏があるのか…。屋根や外壁といった住宅の外装は、自分では確認しづらいため、不安につけ込まれやすい部分です。

このような言葉をかけてくる業者の中には、点検を装った悪質な訪問販売や詐欺まがいの手口を使うケースも存在します。場合によっては、実際には壊れていない屋根を壊してまで「修理が必要」と迫ることも・・・

本記事では、「近くで工事してたけど…」という訪問の真意や、よくあるトラブルの実例、信頼できる業者の見極め方、そしてトラブルを防ぐための対処法について詳しく解説します。突然の訪問に惑わされず、大切な住まいを守るために、ぜひ最後までご覧ください。

 

目次

1.突然の「屋根が壊れてましたよ」は要注意!訪問営業で使われる常套句とは?

「近くで工事してたけど、オタクの屋根壊れてましたよ」

そんな言葉を突然かけられたら、誰でも一瞬戸惑ってしまうものです。自分の家の屋根が壊れていると言われたら、不安になって当然ですし、「見えないところだからこそ、本当に壊れていたらどうしよう」と心配になる方も多いでしょう。

しかし、このセリフは、訪問販売の中でも特に注意が必要な「点検商法」における典型的な入り口の言葉です。とくに屋根や外壁といった目視しづらい部分に関しては、消費者の不安を巧みに利用して、不要な点検や修理を持ちかける悪質な業者が後を絶ちません。

1-1 「近くで工事してた」を利用して信頼感を装う

このセリフの最大の特徴は、「偶然を装っていること」にあります。「近くで別の家の工事をしていて、たまたま気づいた」と言えば、特定の営業目的で訪れたのではなく、あくまで“善意で知らせに来た”ように思わせることができます。

こうすることで、受け手側は「わざわざ来てくれたなら親切かも」と感じ、警戒心が薄れるのです。しかし実際には、その近くで本当に工事が行われていることすらないケースもあり、ウソの情報を元に訪問している例が報告されています。

1-2 屋根は確認しづらく、不安を煽りやすい

住宅の中でも屋根は特に見えにくい場所です。住んでいる人でさえ、屋根の状態を正確に把握していることはほとんどありません。そのため、第三者から「壊れている」「ひびが入っている」「今にも雨漏りする」と言われると、真偽を確かめられないまま不安だけが膨らんでしまうのです。

この心理に付け込んで、点検や修理を強くすすめるのが、こうした業者の典型的なやり口です。

1-3 点検商法の常套句として使われている

「近所で工事をしていて気づいたんですが…」というセリフは、点検商法における決まり文句のようなものです。消費生活センターなどへの相談事例を見ても、このフレーズで訪問し、無料点検と称して屋根に上がり、実際には壊れていない部分を「破損している」と偽って修理契約を結ばせたという報告が多数存在します。

1-4 「親方」「無料」「今すぐ直せる」で安心感を演出

「親方に言われて来た」「無料で見てあげますよ」「今ならすぐ修理できます」などの言葉を重ねてくる場合もあります。これらはすべて、信頼を演出し、焦らせ、即決を促すための心理的テクニックです。特に高齢者の方や一人暮らしの方は「すぐやってくれるなら…」とその場で契約してしまうケースが少なくありません。

このように、一見親切に見えるこの一言には、実は巧妙な営業戦略が隠れていることが多いのです。

 

2.訪問販売・点検商法とは?悪質業者の典型パターン

ある日突然、「近所の現場から見えたんですが…」と声をかけてくる業者。それは、“点検商法”と呼ばれる悪質な訪問販売の始まりかもしれません。

点検商法とは、住宅の無料点検を口実に住人の信頼を得て、必要のない工事を高額で契約させる手口のこと。特に屋根や外壁など、自分で確認しづらい箇所を狙って「見つけてあげた」「危険な状態だ」と不安を煽ってくるのが特徴です。

以下に、よくある代表的なパターンをご紹介します。

 

2-1 手口①:「無料点検しましょうか?」と近づく

「たまたま近くの工事で足場に登っていたら気づきました」といった自然な一言で信頼感を得ようとするのがこの手口。

「よければ無料で見ておきましょうか?」と点検を申し出てきますが、その裏には工事契約へとつなげる意図があります。

実際に屋根に上がってしまうと、「このままだと雨漏りしますね」などと深刻さを演出し、高額工事をすすめてくるケースが少なくありません。

2-2 手口②:高齢者や一人暮らし世帯を狙い撃ち

こうした業者は、特に高齢者や相談相手のいない一人暮らしの家庭を好んで訪問します。

「このままだと危ないですよ」「すぐに手を打たないと大変なことになります」といった言葉で不安を煽り、冷静な判断力を奪って契約を迫るのです。

「ご家族の代わりに私たちが守ります」などと親切そうなフレーズを交えてくるのも、心理的な揺さぶりの一種です。

2-3 手口③:「今だけの特別価格」で即決を促す

「たまたま近隣で工事していて、足場があるので安くできます」と言い、今しかないチャンスだと強調することで、契約を急がせるパターンです。

本来、住宅の修理や点検は十分な検討と比較が必要ですが、「この場で決めてくれれば○○円割引します」と言われると、焦って判断してしまう人も多いのが実情です。

2-4 手口④:写真や映像で迫ってくる

点検後、「こちらの写真をご覧ください」とスマートフォンで撮影した画像を提示されることもあります。

「ここにヒビが入っています」「このままだと水が入りますよ」といった説明が続きますが、素人にはその写真が本当に自宅の屋根かどうか判断できません。

こうした視覚情報を使って、緊急性と信ぴょう性を強調するのも、典型的な手法のひとつです。

2-5 手口⑤:実際に破損させる悪質なケースも

極端なケースでは、点検と称して屋根に上がった業者が、わざと瓦をずらしたり、部品を外したりして“壊れた状態”を作り出すことさえあります。

そのうえで「修理が必要です」と主張し、写真を根拠に契約を迫ってくるのです。

こうした行為は詐欺的であり、消費生活センターにも多数の相談が寄せられています。悪質な場合は警察に通報されることもあります。

2-6 被害は全国的に増加傾向

国民生活センターによると、屋根修理などの訪問販売に関する相談は年々増加しており、点検商法による被害は深刻化しています。

 

屋根点検に関する相談件数

2018年度:923件 → 2022年度:2,885件(約3倍に増加)

リフォーム訪問販売の相談件数

2021年:9,756件 → 2023年:11,861件(2年で約2,000件増加)

点検商法全体の相談件数

2020年:7,024件 → 2023年:12,510件(約1.8倍)

 

また、相談者の8割以上が60歳以上とされており、高齢者が特に狙われやすい傾向にあります。

このように、訪問販売による住宅トラブルは全国的に増えており、他人事では済まされない状況になっています。

 

3.悪質業者が訪ねてきたら?絶対NGな対応と正しい対処法を解説

「無料で点検します」「近くで工事していたので気づきました」

こんなセリフとともに突然現れる訪問業者。親切そうに見えても、その裏に契約を迫る意図が隠れていることがあります。

この章では、「実際に声をかけられた場面」でやってはいけない対応と冷静にとるべき正しい対処法を解説します。

3-1 絶対にやってはいけない対応

  • とりあえず話を聞いてしまう

「ただの点検だろう」「無料ならいいか」と思って話を聞いてしまうと、相手のペースに乗せられやすくなります。営業トークは巧妙で、会話の中で不安を煽り、契約へ誘導される可能性が高まります。

  • 名乗らない相手を信用する

名刺を出さずに会社名や連絡先をはぐらかす業者に対し、「なんとなく親切そうだから」と信用してしまうのは危険です。正規業者であれば、名刺や登録証を提示するのが一般的です。

  • 自宅に上げてしまう

玄関の中に通したり、敷地内に自由に入らせるのも避けましょう。一度家に上げると断りづらくなり、しつこい営業や無断で屋根に登られるなどのリスクもあります。

  • 曖昧な返答をする

「家族と相談してから…」「ちょっと考えてみます…」などのあいまいな言葉は、「押せば契約できる」と思わせてしまいます。断るときは、はっきりと「必要ありません」と言い切るのが鉄則です。

  • その場でサインやハンコを押す

営業トークの流れで「とりあえずこれに署名だけ」「確認だけですから」などと言われても、その場で契約書や書類に署名・押印してはいけません。これが正式な契約となり、後々トラブルの元になります。

 

3-2 正しい対応方法

  • インターホン越しで断る

まずは、玄関を開けずに対応するのが基本です。「必要ありません」「結構です」とはっきり伝えましょう。万が一しつこく居座るようであれば、迷わず110番通報を。

  • 一人で判断しない

不安になったら、すぐに家族や知人に相談しましょう。第三者の視点が入るだけで冷静な判断がしやすくなります。

  • 複数社から見積もりを取る

1社だけの話を聞くのではなく、地域で実績のある複数の工務店に見積もりを依頼することで、工事の必要性や価格の妥当性がわかります。

  • 屋根に登らせない代替策=ドローン点検

最近では、ドローンを使った屋根点検を提供している業者も増えています。屋根に登らせなくても状態確認ができ、より安全かつ透明性の高い調査が可能です。

  • 写真+自宅全景での説明を求める

部分写真だけでなく、「自宅全体の写真と位置関係」も合わせて提示してもらいましょう。それがない場合は信頼性に疑問が残ります。

  • クーリング・オフ制度を活用

もし契約してしまっても、訪問販売であれば8日以内なら無条件で契約解除が可能です。書面で通知すれば正式に無効化されます。

  • 消費生活センターに相談

全国どこからでも「188(いやや)」に電話することで、最寄りの消費生活センターにつながります。契約内容の確認や対処法についても相談可能です。

  • 警察・弁護士など専門家の力を借りる

悪質な業者による被害が疑われる場合、早めに警察や法律の専門家に相談することで、被害拡大の防止や解決の糸口が得られます。

 

「気が弱くて断りづらい…」「話だけなら」と思った瞬間に、相手の術中にはまってしまうことがあります。だからこそ、“会話に入る前の断り方”と“信頼に値する情報の有無”を最初の判断基準にすることが重要です。

4.信頼できる業者を見極めるチェックリスト

悪質な訪問販売の被害を防ぐためには、「どの業者なら信頼してよいか」を自分で判断できる知識が欠かせません。ここでは、契約前に確認しておきたいポイントをチェックリスト形式で解説します。見積もり時や訪問時に、ぜひ参考にしてください。

4-1 会社の所在地・連絡先が明確であるか

信頼できる業者は、所在地や電話番号などの連絡先をしっかり開示しています。「事務所を持たずに回っている」「固定電話がない」「名刺が手書き」などの場合は警戒が必要です。

とくに「災害後に遠方から来ている業者」や、名刺に記載された住所をネットで検索しても会社の情報が出てこないような場合は要注意。地域密着型で、長く地元で営業している実績のある会社を選ぶのが安心です。

4-2 見積書の内容が明細付きで詳細に記載されているか

信頼できる業者は、工事の内容・材料費・人件費などを細かく記載した明細付きの見積書を提示してくれます。

一方で、「屋根補修工事 一式 〇〇円」など、大雑把な記載しかない場合は、あとで追加料金を請求される可能性も。

また、相場より極端に安い・高い金額も要注意。価格だけで判断せず、「何にどれだけかかるのか」が分かる資料を出してもらうことが重要です。

4-3 資格・許可・保険に加入しているか

屋根工事は高所作業を伴うため、知識と技術、安全管理が求められます。以下のような点も確認しましょう。

  • 建設業の許可番号があるか
  • 屋根工事技士・外装劣化診断士などの資格があるか
  • 損害保険・労災保険などに加入しているか
  • 施工後の保証制度があるか(例:10年保証など)

 

「無資格で個人営業」「口頭でしか説明がない」「書面で保証されていない」といった業者は避けるべきです。

4-4 過去の施工実績・事例を提示できるか

信頼性のある業者は、これまでの工事実績を写真や資料で提示できます。さらに、顧客の許可を得た上で「このお宅の工事を参考にして構いません」と紹介してくれる場合もあります。

 

実績のない業者や、詳細をはぐらかす業者は要注意。「今写真がない」「過去の事例はちょっと…」と濁す場合、信用性に欠ける可能性があります。

4-5 複数社での比較・相見積もりを提案するか

本当に良心的な業者は、「他社と比べて検討して構いませんよ」と言ってくれます。むしろ、比較をすすめてくれる業者ほど信頼度は高い傾向にあります。

 

一方、「うちは特別価格だから今決めないと損です」「相見積もりを取るのは失礼だ」など、比較を避けようとする業者は注意しましょう。相場感を知る意味でも、最低2〜3社から見積もりを取りましょう。

4-6 担当者の対応や説明が丁寧で分かりやすいか

工事の提案や説明の際に、専門用語ばかりでなく、素人にも分かりやすく説明してくれる業者は信頼できます。以下のような点をチェックしましょう。

 

  • 質問に対して誠実に答えてくれるか
  • 不安な点を一緒に解消してくれるか
  • 契約を急かさず、時間をかけて検討を促してくれるか

 

逆に、「説明が早口でよく分からない」「質問すると嫌な顔をする」「今決めないと割引がなくなる」などの対応がある場合は注意が必要です。

4-7 安全管理が徹底されているか

現場での安全対策も、信頼できる業者を見極めるポイントです。

  • 足場の設置が適正か
  • 作業員がヘルメット・安全帯などを正しく使用しているか
  • 工事中の騒音や近隣への配慮について説明があるか

 

こうした安全やマナー面までしっかり説明・配慮ができている業者は、施工に対しても真剣である証拠です。

4-8 口コミ・評判を確認しているか

ネットで検索すれば、Googleマップや口コミサイト、地域情報掲示板などで実際の利用者の声が見られます。「対応が丁寧だった」「アフターケアがしっかりしていた」などの評価が多い業者は信頼できます。

逆に、評価が極端に低い、クレームが目立つ、あるいはそもそも情報がまったく出てこない場合は注意が必要です。

4-9 契約の前後で“しつこい”勧誘がないか

一度断ったのに再訪問を繰り返したり、電話やLINEで執拗に連絡してくる業者は、強引な営業スタイルの可能性が高いです。契約後もトラブルに発展しやすいため、初期対応から誠実な業者を選びましょう。

4-10 自治体・大手紹介サイト・知人からの紹介があるか

最終的には、「どこから紹介されたか」も信頼性の判断材料になります。たとえば…

  • 自治体のリフォーム支援制度で紹介された業者
  • 大手住宅メーカーの認定施工店
  • 友人やご近所から評判を聞いた業者

 

こうした第三者の紹介がある業者は、一定の信頼が置けることが多いです。

このように、多角的な視点から「この業者は安心できるか?」をチェックすることが、後悔のない屋根工事につながります。契約前に焦らず、ひとつずつ確認していくことが大切です。

5.屋根の状態を正しく把握するには?安全なチェック法とプロの点検活用術

屋根は、住宅の中でも特に「見えない」「登れない」ために、劣化やトラブルに気づきにくい箇所です。だからこそ、悪質業者は「屋根が壊れてますよ」と根拠のない不安を煽ってきます。

 

しかし、正しい知識を持てば、自分自身で「今、本当に修理が必要な状態かどうか」をある程度見極めることができます。ここでは、屋根の状態を正確に把握するためのセルフチェック法、プロによる点検方法、点検時期の目安などをわかりやすく解説します。

5-1 自分でできる屋根チェック|無理せず安全に確認する

まずは、自分の目で見える範囲から屋根の状態を確認しましょう。安全に注意しながら、以下のポイントをチェックします。

  • 2階の窓から1階の屋根を見る

1階部分の屋根であれば、2階の窓から比較的安全に確認できます。瓦のズレやヒビ、スレートの欠け、金属板の浮きなどがないかチェックしましょう。

  • 双眼鏡や望遠カメラで地上から観察

直接登らなくても、庭や道路、近くの高台などから屋根の全体を観察する方法も有効です。特に棟の浮きや板金の剥がれ、苔の繁殖などは地上からでも見えることがあります。

  • 雨樋・外壁・屋根周辺の変化もヒントに

屋根に異常があると、周囲にもサインが出てきます。たとえば雨樋の詰まり、外壁の雨だれ跡、地面の苔の増加などは、屋根の排水がうまくいっていない可能性を示しています。

 

5-2 プロによる点検のすすめ|セルフチェックの限界を補う

目視だけでは判断が難しい部分や、屋根材の内部に潜む問題は、やはりプロによる点検が必要です。

栃木県宇都宮市 S県宇都宮市 S様邸 屋根カバー・屋根塗装・外壁塗装工事

ドローン点検

近年、急速に普及しているのがドローンによる点検です。以下のような特徴があります。

  • 地上から屋根全体を撮影できるため、安全性が高い
  • 高解像度カメラにより細かい劣化箇所まで把握可能
  • 赤外線カメラを用いれば、水分や断熱欠損の兆候も見られる
  • 点検時間は30分~1時間程度で、その場で写真確認も可能

※ただし、住宅密集地や電線の多い場所では飛行制限があるため、業者が国交省への飛行申請を済ませているか確認しましょう。

 

屋根上点検

屋根の上に直接上がって点検を行う方法です。以下のようなメリットがあります。

  • 屋根材の触診(柔らかさ・浮き)などの確認ができる
  • 雨仕舞やコーキングの劣化などもその場で応急対応可能
  • 修理やリフォーム前の診断として最も詳細な情報が得られる

※高所作業にはリスクが伴うため、必ず足場や安全装備を備えた業者を選びましょう。

5-3 点検を受けるタイミングの目安

タイミング 理由・背景
築10年目 新築の防水層や塗装が切れ始める時期
その後は5年ごと 劣化進行の早期発見ができる
台風・豪雨・地震のあと 被害がなくても、必ずチェックを
隣家の屋根に以上があった場合

同じ時期・条件で建てられている可能性大

点検結果をどう活かすか?

  • 不具合が軽微なら、部分補修で済むこともあります。
  • 異常が進んでいた場合でも、早期対応で被害を最小限に抑えられます。
  • 修理やリフォームを依頼する前に、点検レポートがあれば複数業者で比較検討しやすくなります。

 

屋根は住まいの中で最も過酷な環境にさらされる部分。

だからこそ、日常からの小まめな観察と、数年ごとの専門点検を通じて、自分の資産を守ることが大切です。

6.トラブルに巻き込まれたら?冷静に対応するための実践マニュアル

悪質業者と契約してしまった、あるいは工事後に不審な点が見つかった…そんなときこそ、慌てずに行動することが大切です。被害を最小限に抑えるには、「証拠の確保」と「適切な相談窓口の活用」が鍵になります。以下では、万一の際に実践すべきステップをわかりやすくまとめました。

 

6-1 まずは証拠を残す|契約書・写真・やり取りの記録

被害の有無にかかわらず、最初にすべきことは「証拠を確保しておくこと」です。

  • 契約書、見積書、請求書などの書類はすべて保管
  • 業者の名刺やパンフレット、LINE・メールのやり取りも保存
  • 工事前・工事中・工事後の屋根の状態を写真・動画で記録
  • 作業員の様子や使用資材も、撮影できる範囲で記録しておく

 

こうした記録は、トラブルが起きた際に第三者機関や法的手続きでの重要な証拠になります。

6-2 クーリング・オフの活用(8日以内なら無条件で解除可能)

訪問販売で契約した場合は、契約書を受け取った日を含めて8日以内であれば、書面1枚で契約を解除できます(クーリング・オフ制度)。

  • 専用のはがきや内容証明郵便で通知を送付
  • 通知には「契約を解除します」と明記し、契約日・商品名・販売業者名を記載
  • クレジット払いの場合は信販会社にも連絡

 

※業者が「クーリング・オフは使えない」と言ってきても、法律上は無条件で解除可能です。

6-3 困ったらすぐ相談|公的な窓口を頼ろう

一人で抱え込まず、早めに信頼できる機関へ相談することが大切です。

 

消費者ホットライン「188(いやや)」

全国共通の窓口で、最寄りの消費生活センターにつながります。契約内容の見直しやトラブル時の対応策をアドバイスしてくれます。

住まいるダイヤル(0570-016-100)

住宅リフォームや点検商法に特化した無料相談窓口。中立の建築士による調停制度(ADR)も利用可能で、費用をかけずに解決を図れます。

警察相談(#9110)

威圧的な営業、脅迫的な言動、しつこい訪問が続く場合は警察へ相談を。犯罪行為に該当する可能性がある場合は、迅速に対応してもらえます。

6-4 法的手段・専門家の力を借りる

8日を過ぎてしまった場合でも、以下のような方法で対応可能です。

弁護士に相談し、損害賠償請求や返金交渉を進める

→ 初回無料相談を行っている弁護士も多数。地域の弁護士会に問い合わせを。

住宅トラブルに特化したADR(裁判外紛争解決手続き)を活用する

→ 調停・あっせんを通じて、裁判よりも迅速かつ低コストで解決が目指せます。

住宅リフォーム瑕疵保険の有無を確認する

→ 工事業者が保険に加入していれば、施工不良に対して保険金で補修が受けられる場合があります。

6-5 一番大切なのは「早めの行動」

  • 「おかしいかも」と思ったらすぐ証拠を残す
  • 自分で解決しようとせず、早めに第三者に相談
  • クーリング・オフ期間を逃さない(8日以内)

たった1日の判断の遅れが、数十万円の損失につながることもあります。少しでも不安を感じたら、迷わず相談してください。

 

悪質業者に「押し切られる前に、相談する」これが、トラブルを回避する最大の防御策です。

 

7.まとめ

突然の訪問で「屋根が壊れていましたよ」と言われると、不安に駆られてしまうのは当然です。普段目にすることのない屋根だからこそ、言われるがままに点検や工事をお願いしてしまう人も少なくありません。しかし、こうした声かけの多くは、悪質な訪問販売による「点検商法」の一環である可能性があります。

実際には、壊れていない屋根を「今すぐ修理が必要だ」と不安を煽ったり、点検時に意図的に傷をつけるような事例も存在しています。その場の流れで契約をしてしまい、後から後悔するケースは年々増えているのが現状です。

大切なのは、訪問された際にすぐ対応せず、まず冷静に判断することです。屋根には簡単に登らせず、複数の業者に見積もりを依頼して比較することが、後悔のない選択につながります。また、信頼できる業者であれば、丁寧な説明や明確な見積もりを提示してくれるはずです。

もし契約してしまったあとでも、8日以内であればクーリング・オフ制度を使って契約を解除することができます。さらに、不安な場合は消費者ホットライン(188)や住まいるダイヤルなどの相談窓口を活用すれば、専門的なアドバイスを受けることが可能です。

不安を感じたときほど、焦らず、情報を集めて判断することが大切です。正しい知識と冷静な対応で、大切な住まいを守っていきましょう。

スミタイは現地調査からお見積りまで無料です。
お気軽にご相談ください。

0120-918-519

受付時間:9:00~17:30(火曜・水曜定休日)

お気軽にご相談ください 相談無料 見積無料 診断無料 お気軽にお電話ください

0120-918-519
受付時間:9:00~17:30(火曜・水曜定休日)
【完全無料】受付はGW・夏季・年末年始を除く
※電話受付は17:30までのため17:30以降にご相談の方は
フォームよりご入力頂くようお願い致します

無料お見積依頼 LINEでかんたん相談

絶対に損はさせません!後悔しないためにも他社と見積りを比較してください!

  • 外壁診断
  • 雨漏り診断
オンライン見積りシミュレーション
スミタイのホームページをご覧の皆様へ
  • はじめての塗替えをお考えの方へ
  • 業者選び お悩みの方はこちら!!
  • スミタイが選ばれる4つの理由
  • 屋根・外壁塗装価格表
  • スミタイの無料建物診断・お見積り
施工プラン 栃木県宇都宮市の屋根専門店スミタイ|栃木県宇都宮市の屋根カバー工法、屋根葺き替え、瓦、雨漏り修理はお任せ!

Information~日々の記録を更新してます!~

一覧はこちら
失敗しない塗装工事のすすめ スミタイがNo1になった4つの秘訣 詳しくはこちら 栃木県宇都宮市の屋根専門店スミタイ|栃木県宇都宮市の屋根カバー工法、屋根葺き替え、瓦、雨漏り修理はお任せ! スミタイの求人・採用情報